本堂の正面の蟇股(上方の荷重を支える装飾)に「さい」・「しし」・「きりん」といった動物たちが立体的に彫られている三十三間堂。これは動物たちが本堂を護るという意味で彫られているのだそう。1001体の観音立像や雷神・風神像などの国宝が安置されていることで有名な三十三間堂ですが、こうした隠れスポットに加え、本堂の地盤は、砂と粘土を層状に突き固めた、版築という工法で、耐久性に富んでいることも特徴的です。
「動物の彫刻に注目する方はおられませんでしたね。そんな隠れた魅力が多くの人に伝わってほしいです。訪れた全ての方がお参りしてよかったとお帰りいただくように心がけております。是非お越しください」と執事総務部長の福井さん。
魅力がいっぱい、まさに「歴史の宝庫」。三十三間堂に足を運んでみては?
蓮華王院三十三間堂
- 京都市東山区三十三間堂廻町657
- TEL:075-561-0467
- 8:30~17:00(11月16日~3月は9:00~16:00)
- 年中無休
- 一般600円/中高生400円/子ども300円
- http://sanjusangendo.jp/
TAG